後日談 マイヤール辺境伯家の婿入り事情

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 ずん、と奥を突いて、セルジュの男根がコレットの膣内を埋め尽くした。セルジュが腰の動きを止め、コレットの額を優しく撫でる。 「……挿入(はい)ったぞ……」  満ち足りた笑顔を向けられて、安堵するとともに、きゅんと胸が締め付けられた。つられるように、コレットの内側がきゅうっと収縮する。 「待っ……そんなに締め付けるな……ッ!」  セルジュが声を震わせて、コレットに伸し掛かる。必死でイクのを堪えながら、セルジュはコレットの首筋に顔を埋めた。 「セルジュさん……気持ちいい……?」 「……ああ、最高だ」 「よかった……」  汗ばんだセルジュの肩に、コレットは頬を擦り寄せた。隙間なく重なり合った肌と肌に、不思議と心が満たされる。とくとくと早鐘を打つ心音が、いつのまにかひとつに重なっていた。 「……そろそろ動くぞ」 「うん……」  コレットが甘えるようにうなずくと、セルジュはゆるゆると腰を動かしはじめた。セルジュが腰を引くたびに身体の内側が全部擦られて、堪らなく気持ちいい。はじめに感じた激痛が嘘のように、瞬く間に快感が押し寄せてきた。 「あっ……あ、んっ……」
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