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優しく揺さぶられながら、コレットは悦楽に身を委ねた。
セルジュの肌が、体温が、全てが愛おしくて堪らない。ひとつになれた悦びで、身体がどうにかなってしまったみたいだ。
「あっ、は、セルジュさ、いい、気持ち、イイッ」
「コレット……コレット、コレット……」
お互いの言葉なんて理解していなかった。ただ譫言のように、同じ言葉を繰り返した。
セルジュの腰の動きが徐々に力強さを増していく。奥の奥を穿つように熱い楔が突き上げてくる。絡みつく襞をぐちゃぐちゃに掻き混ぜられて、感じる部分を何度も何度も責められた。
ぎしぎしとベッドが軋み、白いシーツが波を打つ。繋がった一箇所がじゅぷじゅぷと音をたてて、甘やかな嬌声が部屋に響く。
「あっ、あっ、あっ、ああっ……!」
「うっ……く……ぁああっ!」
獣のような咆哮とともに、コレットのなかでセルジュが爆ぜた。
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