《ヤツィー族》の伝承歌

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  《空の王》から犯されて 《水の娘》が生んだ子は 水気を吸うこと能わずに ははのなかでは溺れ死ぬ。   母は困って必死になって 泥をこねあげ押し上げて 小さな小さな突起を作り 子たちを水より外に出す。   すると無慈悲な風が来て 子らは今にも乾涸らびる。 母は困って雲靄となって、 ひよわな子らに被さった。   それを見かけた《空の王》 あまりに惨めで見苦しい、 わが子と呼べぬと罵った。 嘲りムチ打ち踏み敷いた。    
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