85人が本棚に入れています
本棚に追加
六須は、何が悪かったのか理解出来ていない様で、本当に無神経と言うか、とんでもないところに来てしまったと、後悔して私は席に座る。
「それで、柊くん。早速で悪いんですが、ある人物を迎えに行ってくれますか?」
「ある人物? 重要参考人ですか?」
「猫山係長、それってもしかして――」
「お。察しがいいね、六須くん。そうだよ、彼ですよ」
彼?一体誰の事を指しているのでしょう。六須の浮かれっぷりから察するに、ろくでもない人物のようですが――。
その数時間後。
私は、さらにこの部署に来たことを、後悔するのだった――。
最初のコメントを投稿しよう!