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山田部三人は感心したようにパチパチと手ばたきする。
「おぉ~! じゃねえよ! 山田三人!! いいか!? お前達は大切な学園の備品、いいや、それ以上の学園の中枢である生徒会棟を完膚なきまでに破壊してくれたんだぞ! その責任をどうとるつもりだ!?」
「責任ー? 元はといえば、おたくらがあのポンコツロボットの整備が行き届いてないせいで俺たちがあんな目にあったんですけどお!? それを責任って超意味分かんないんですけどぉ!?」
「ええい黙れ黙れぇー! あんな目にあって、安々と山田部などという小癪な部を認めるわけにはいかんわ! お前達の部は成立しておらんからな!」
「な、なにいー!?」
「その理屈はおかしいですよ! 僕たちは確かに、部の申請をして、そこに捺印をもらったじゃないですか!」
「諸君、そこでだ」
眼鏡を押し上げながら憐一が言う。
「君たちの部が成立するかどうか、はたまたこの学園で認められるかどうか、ひとつここはこの学園の生徒たちに尋ねてみないか?」
「ーーはぁ?」
「この学園に、ニッコリ動画の専門チャンネルがあることは知っているだろう?」
「いや全然知らないけど」
「あるんだよ、これが!」
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