カラオケオフ会の罠

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カラオケオフ会の罠

結局、帰りに1人で買い物をし、品物をコインロッカーに預け、最後に小さいオフ会に参加する事になった。 自覚はないが躁転しているため、睡眠欲がない。 待ち合わせ場所の駅裏のカラオケボックスへと向かった。 出迎えたのは1人の男。 受付をして、ここからフリータイム。 人数は私を除き、男性5人。 あれ、まさか私盛り上げるやつ? 自信ねぇ…。 メンバーはこうだ。 マイクを離さないマイク君。 出迎えに来た優しそうなウサギ君。 始終ジョジョ立ちのナルシ君。 他2人はモブでよろしい。 主にマイク君が歌い、ウサギ君が女子の役割を果たし、ナルシ君はかっこいいポーズでカルピスソーダを飲む。 モブ2人は2人で会話している。 私はウサギ君に聞いた。 「皆んな知り合い?」 「ナルシと俺は初対面だけど、マイク君とモブ2人のは友達同士だよ」 あぁ、なるほど! もしかしたら、マイク君はギャラリーが欲しいタイプか?モブ君達全く聞いてないし、新参の私たちにかかろうともしない。 まぁ、分からんでもない。 マイク君、あんまり上手じゃないからねぇ。 オフ会自体は順調に進んだ。 ウサギ君は私と同級生、ナルシ君は二十歳、マイク君達は同級生で二十三歳である。 あの会社に務めてるとか、あそこの飯はまずいとか、何気ない話で盛り上がった。 違う。 さっきのメンヘラオフ会とは、居心地違う…。 Mさんのせいだろうか…。 そんな事を考えていると、モブ1が突然立ち上がった!
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