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20分ほどすると池が見えてきた。
オジサンは千円札をナルシ君に渡すと、これで2人も買っていいと言う。
私はお茶をご馳走になった。
3人でベンチに座った。
「…………………」
「…………………」
「……;;;;」
マジでなんも喋らねえ。
いや、来る最中の車内も無言だったけど。
そんなことは無い、見ず知らずの人の車に乗って、何事もないのだから、全身で楽しまねば!
しゃ……喋りたい!
興味が無いふりして、煙草吸ってるけど、本当は喋りたい!
「いや?、無言オフだけど、まさかそんなわけないですもんねぇ?」
って、なりたい。
様子を伺うと、オジサンは完全にくつろいでる!そういうもんなのか!
ナルシ君は、あ、こいつは気まずそうだ。しかも、私が来るとは思わなかっただろうしなぁ。っつーか、カルピス好きね君。
予定時間は30分である。
残り時間5分。
うわぁ、本当に無言なんだ。
と思った矢先、「トイレ行きます」と言って、ナルシ君は側にあるコンビニに向かった。
2人きりのベンチ。
すると、オジサンが話しかけてきた!
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