ナルシくん再び!

2/5
前へ
/130ページ
次へ
20分ほどすると池が見えてきた。 オジサンは千円札をナルシ君に渡すと、これで2人も買っていいと言う。 私はお茶をご馳走になった。 3人でベンチに座った。 「…………………」 「…………………」 「……;;;;」 マジでなんも喋らねえ。 いや、来る最中の車内も無言だったけど。 そんなことは無い、見ず知らずの人の車に乗って、何事もないのだから、全身で楽しまねば! しゃ……喋りたい! 興味が無いふりして、煙草吸ってるけど、本当は喋りたい! 「いや?、無言オフだけど、まさかそんなわけないですもんねぇ?」 って、なりたい。 様子を伺うと、オジサンは完全にくつろいでる!そういうもんなのか! ナルシ君は、あ、こいつは気まずそうだ。しかも、私が来るとは思わなかっただろうしなぁ。っつーか、カルピス好きね君。 予定時間は30分である。 残り時間5分。 うわぁ、本当に無言なんだ。 と思った矢先、「トイレ行きます」と言って、ナルシ君は側にあるコンビニに向かった。 2人きりのベンチ。 すると、オジサンが話しかけてきた!
/130ページ

最初のコメントを投稿しよう!

483人が本棚に入れています
本棚に追加