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青すぎる時代
慣れない手つきで君を抱きしめる。
君のテノヒラに握られた僕の手
水たまりに映るのは君の笑顔
いくつもの夢を抱いていた
青すぎる時代
ゴミバコに溜めたリレキショ
糸もたやすく 踏みにじられた夢
吹き溜まりに座り込む 僕はいつしか
いくつもの夢を捨てていた
青すぎる時代
ガムシャラに生きることしか
僕は知らない
アイツみたく器用になれない
恥さらしと罵られ
それでも歩き続けた
叫び、喚き、吠える
現実と虚像の狭間
青すぎる時代
ワタシは安田くんの書いたポエムを読んでいた。
腹が減ったな?
夕飯でも作ろうかな?
キティちゃんのエプロンをしてキッチンに立つ。
フライパンを熱して、ナスを生姜醤油につけておく。オリーブオイルをフライパンに少量垂らす。
ウィンナーを炒める。
塩、胡椒を投入。
タレに漬かったナスを投入して炒める。
ウィンナーに火が通ったら皿に移す。
ライスを卵を混ぜてフライパンで炒める。粉チーズとマヨネーズでコテコテにする。
きつね色になったら皿に盛り、ラー油を垂らす。
お手製チャーハンのでっきあがり~!
冷蔵庫が空だ。
ワタシは近所のスーパーに出かけた。
油揚げ、納豆、白菜、椎茸、ナスを買い物カゴに入れてレジに並んだ。前の老婆が長話をしているのでイライラした。
やっとワタシの番だ。
店員は冴えないオッサンだ。
ネームプレートを見て驚く。
《諸岡》
どこだったか忘れたがそんな名前の博士がいたな?
翌朝、学校に行くと教室の後ろにある水槽に金色の玉が沈んでいた。金魚が悠々と泳いでいる。
ワタシは《金色の玉》を手に入れた。
ビクンッとないはずのないモノが生えてきた。
「真知子、ヒゲが生えてるよ?」
友人の夏希が腰を抜かしている。
「そそそそそ、そんなはずあるわけないじゃん!」
保健室でカミソリを借りてモジャモジャ生えたヒゲを剃った。養護の聖子先生がゆーにはホルモンの関係で女でもヒゲが生えることがあるそうだが、アレが生えるってのはどーゆーことだ?
放課後、部室に行くと赤山に凄まれた。
「デジミスの件誰にもゆーなよ?これ以上ライバルが増えたら困るからよ?」
ワタシも赤山と同じ考えだ。
金を手に入れて贅沢な暮らしがしたい!
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