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「起きたわ!!」
誰かがオレを見て叫んだ。
そして、わーっと拍手が沸き起こった。
目の前にいたのは、何人か分からないがとにかくたくさんの金髪の外人だった。
オレの方に差し出しされているのは真っ白な美女の腕……。
ナイスな胸元がポロリしそうなのもかまわず、きれいなお姉さんたちがオレに手を伸ばして水から引き揚げてくれた。
「あっはっはっはっは!! ほーら、アタシの言ったとおりだろ?」
「タレイアは乱暴すぎ!」
「せめて頭から水をかけるくらいにしておけばいいんですわ」
「でも、姉さんたちノリノリで協力したよね?」
「とにかく目を覚ましていただいたんだから結果オーライよ」
何なんだろう……この人たち。
ドギマギするオレを見て、女たちは嬉しそうに微笑んでいた。
中にはうっすら涙を浮かべている者もいた。
そして、見た感じ一番年上そうな女が言った。
「お帰りなさいませ、われらのアポロン様」
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