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「ああーーーっ!! やーっぱり抜け駆けしてるっ!」
突然頭の上から降ってきたけたたましい声。
絶叫がオレ達の空気を打ち破った。
ずかずかとこちらへやってきて、オレからカリオペーを引きはがしたのは短髪の巨乳娘。
生足ヘソ出し……っていうか、むしろパンツとブラみたいな恰好の赤毛の娘がプンスカしていた。
彼女は『喜劇』のタレイアと名乗った。
「だめだめだめっ! カリオペー姉さまはいっつもそうやっておいしいとこもってくんだから!」
「あら。そうでしたかしら?」
「だめですよぉ、アポロン様? 今夜のお楽しみはこのミューズ9姉妹いちばんのボインボイン、タレイアが務めさせていただくんですから♪」
こいつは、この声は。
確か、オレを湖に放り込んだ犯人だったような……。
でも、確かに本人が言うように彼女のボインボインは素晴らしかった。
何でも挟めそうなボリュームで、ちょっと動くだけでたゆんたゆんしている。
と、思っていたら思い切り引き寄せられ、谷間に思いっきり顔を挟まれた。
ひいいいいい!
「ほーらほら、いつものようにとっくりと楽しんでくださいませ?」
「うぼぼぼぼぼ! くっ苦しい、苦しいって! いっ、息が!」
「んふふふふ♪ ほらほら、こうやってるとだんだんその気になってくる~♪」
「ひっ……ひむ(死ぬ)」
「いやぁん、死ぬほど嬉しいですって? 光栄ですぅううう♪♪」
「こらぁあ! 何やってんのタレイア姉さまっ!」
突如、「ごいん☆」という痛そうな音と共にオレはタレイアから引っぺがされた。
タレイアの頭にダイレクトショットしたのは巨大な壺。
投げたのは小5くらいのツインテール娘だった。
ツインテール娘は腰に手を当て、やっぱり何かぷんすか怒っていた。
格好はノースリーブのワンピースといった感じ。
当然ながら、上半身はつるぺただった。
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