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「昼間っからエッチなことしてるとまたアルテミス様に怒られるんだからねっ!」
「あ、あの、今のでお姉さん死んだんじゃ」
「タレイア姉さま頑丈だから平気! ねぇアポロン様、ウーラニアーと遊んで?」
「え、遊ぶって何して」
「こっちー!」
ウーラニアーと名乗った少女はオレの手を引いてどこかへ連れて行った。
いいのかな、と思って振り返るとカリオペーは目を回すタレイアを扇子で煽ぎながら「いってらっしゃーい」と手を振っていた。
遊んできていいらしい。
やれやれ、助かった。
このロリっ子は多分攻撃してこないだろう。
着いた先は大きな屋敷のテラスだった。
さっきカリオペーに外観だけ見せてもらったが、どうやらそこはオレの家らしい。
ウーラニアーはそこにぺたん、と腰を下ろした。
「あのね、ウーラニアーね、占いできるようになったの!」
「占い?」
「へへへー。見ててね」
ウーラニアーはカードを取り出し、ペコペコとタイルの上に並べ始めた。
タロットカードのような絵札。
その中から1枚選び、オレに渡した。
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