2021.07.15

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2021.07.15

 こんばんは。有月です。  お久しぶりです。  しかし、私がこれを更新する時は基本的にいつもお久しぶりなので、これがデフォルトの状態とも言えます。  さて、実を言うと、私が小説らしき物を書き始めて五年になる、ということに気付きました。筆を執ったり執らなかったりではあるけれど、飽き性な私が仕事以外の何かをこんなに続けるのは珍しかったりします。  で、そんな区切りのタイミングで、ついさっき書き上がった新作があるので、今回はその話をしようと思います。  1995年の阪神・淡路大震災。  神戸に縁ある者としては無視できない事象なのですが、これまで私はほとんど触れてきませんでした。が、ふと降りてきた情景があって、この機会に取り組んでみることにしました。  と言っても、ドキュメンタリー的な書き方ではなく、震災直後の神戸の下町で暮らした一人の青年の視点で、その後の日々を淡々と綴ってみた感じです。  タイトルは「潮騒のピアニスト」。  五千文字弱の短編なのになかなか形になってくれず、結局、一ヶ月以上も掛けたことになります。が、いざ仕上がってみると、いかにも私らしい雰囲気に書けている気がして、それなりに手応えを感じています。自作品を客観的に評するのって、難しいですけど。  なお、この作品は、千羽稲穂さん主催「青春アンソロ3」への寄稿作品です。つまり、これまでの作品みたいにウェブ上の小説投稿サイト(小説家になろう、エブリスタ)で公開するのではなく、アンソロジーとして本になる予定です。 「アンソロジー」なので、私以外にも錚々たる執筆陣(約十五名と聞いています)による「青春」をテーマにした作品集になるとのこと。凄くないですか。そんな本に載せてもらって大丈夫なのか、私……という一抹の不安を抱えつつ、もう原稿を提出してしまったので後には引けません。  次回の文学フリマ大阪(2021年9月26日開催予定)で頒布されるとのことなので、興味ある方は是非、主催の千羽稲穂さんにお問い合わせください。主にツイッターで広報されてますので、検索すればステイホームな日常が青春に染まること請け合いです。千羽さんは気さくな方なので、どうぞお気軽に。大丈夫、怖くないですよー  私も会場に足を運べたら良いなと思っています。  それまで、皆さんもどうかご自愛ください。  では。
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