有月堂書店の手慰み日誌

2018.10.22

　こんばんは。有月です。

　今年の夏は災害の後処理をしている内に、気が付いたら過ぎ去ってた感じ。今朝もにわかに涼しさを増した空気に肩をすくめ、秋物のジャケットをいそいそと出してきました。

　さて、前回ご報告した短編「アルキナティアの禁忌」が仕上がりまして。概ね、ご好評を頂いています。

　読んでくださった皆さん、有り難うございました。

　前回も書いたのですけど、本作品は私にとって二作目の長編「天秤のアンビヴァレンス」からのスピンアウトになります。本編再開に向けて仕込み中です……

　と、言いつつ。ちょっと気になる企画が目に留まり、即決で参加を決めてしまいました。スミマセン。

　世千代於呼（私派ぼくら）氏による「#NC実験室」という企画が、つい先日発足しまして。

「NC」とは「Novel Cover」の略、とのこと。音楽でよくありますよね、過去の名曲を他のミュージシャンがカバーして演奏するって。ビートルズの曲とか、たくさんのミュージシャンにカバーされてます。

　でも、小説だとあまり見掛けないと思いませんか。
　それをやってみよう、というのがこの企画の趣旨です、たぶん。

　これを読んでくれてる皆さんにも、お気に入りの作品があると思うんです。それを「自分ならこう書く！」ってカバーしてしまうわけです。あるいは、その逆に「自分の作品が他の作家の手に掛かったらこんな風に！」ってパターンもあり。

　想像しただけでめっちゃワクワクで、私にしては珍しく即決で参加表明しました。いまカバー第一作目に取り組んでるんですけど、ヤバいです。楽しくて仕方ない。もうすぐ公開出来るかと思うんですけど「え、有月がこの人の作品を？」ってきっと驚いてもらえるはずです。私にしては珍しく、この言葉を使います。乞うご期待。

　なお、主催者の世千代氏によるとこれを一過性の企画で終わらせるのではなく「概念」として一般化するのが狙いとのこと。いまはメンバー募集をいったん停止してますけど、近い内に二次募集もあるみたいです。

　興味持ってくれた方、ご参加お待ちしています。

　それでは、今回はこの辺で。