2018.11.15

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2018.11.15

 こんにちは。有月です。  出張って素敵ですよね。ワクワクしませんか。いまだにワクワクしてるの、私だけですか。「移動」が好きなんですよ、きっと。そういう遺伝子が発現してるんだと思います。  ってことで、移動中にこれを書いてます。  今日はご報告が二つ。  前回お話した「#NC実験室」の参加作品、一つめを公開しました。主催者 世千代 於呼(私派ぼくら)氏が原作の「凍土を食む」です。  原作はカクヨムにて公開中。  有月によるカバーはエブリスタに載せました。  氏の作品は、とにかくエッジが立ってるんですよ。私が知己を得た書き手の中でも、群を抜く水準。そんな作品群において、本作品はやや異色と言えるかも知れません。  私が感じたのは、冒頭から最後の一文までを淀みなく貫く「静けさ」でした。緩やかなのに、無駄のない言葉で綴られた空気感。こういうのは誤魔化しが効きません。私が本作品をカバーしたいと思ったのはひとえに、この空気感ゆえです。  ただ、やはりと言うか、実際に書き始めてみるとかなり苦戦しました。雰囲気を損なわず、文字数を抑えることにひたすら腐心。原作よりボリュームを抑えようとしたのですが、結果は惨敗……  この「小説をカバーする」という行為、実際にやってみると意外に音楽に近い気がしました。原作を読み解いて楽譜に落とし込み、それを自分のやり方で演奏する、みたいな感じ。  私にとっても初めての経験なので、第三者視点でどんな風に映るのか興味津々。ご感想聞かせてくれたらとても嬉しいです。  そして、二つめのご報告。  ふと情景が降りてきまして、短編を一つ書いてます。タイトルも既に確定。  忘れじの弦音、です。  これ、とある長編の続編として過去にプロット練ってたのですが、諸事情から眠らせていたタイトルです。まぁ、それはいったん横に置いて、今回は習作として短編にまとめて、捕まえておくことにしました。降りてきた情景、ヒロイン像が逃げてしまわない内に。  ジャンルは恋愛。大学で弓道部に所属していた主人公と、その先輩にあたる女性。二人が神戸で再会して、街を散策する。ただ、それだけの話。  これは丁寧に推敲したいので、まだしばらく掛かります。年内目標。  ってことで、私は引き続き移動します。とらべりんぐ。ではでは。
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