有月堂書店の手慰み日誌

2019.09.03

　おはようございます。有月です。

　昨夜、夜涼みにベランダに出てみると、秋の虫の声が。
　そうか、今年もそんな季節か……とか感慨に浸っている場合ではありません。

　二年程前に勢いで書き出しだけ掲載した作品がありまして。
　その続きを「あーでもないこーでもない」とずっと捻ってたのですが、いつまで悩んでてもキリがないので見切り発車で書いていくことにしました。

　書きながら考える。いつものパターンです。
　結末のイメージだけを漠然と持ちながら、途中は登場人物達のアドリブに任せて物語を走らせる。こう書くとちょっと格好良いけど、行き当たりばったりと言えなくもない。大丈夫か。

　ということで、「天秤のアンビヴァレンス」という作品を二年振りに再始動させています。私にとっては二作目の長編になります。珍しくファンタジー。

　実を言うと、この作品には「アルキナティアの禁忌」というスピンオフがあったりします。序盤しか書いてない作品からスピンオフとか。大丈夫か。しかし、今年の始めにエブリスタのファンタジーコンテストで賞を貰ったりしたので、傍目には意外と大丈夫なのかも知れません。開き直ろう。

　ふと見上げた空はまだ夏模様だけど、あと数週間もすれば秋の気配を強めるのでしょう。読書と創作の季節ですね。

　ゆっくり書いていきますので、例によって気長にお付き合い頂けたら幸いです。