2017.07.04

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2017.07.04

 ご来店、有り難うございます。  有月堂書店 店主の有月 晃(ウヅキ コウ)と申します。  私がネット上に初めて作品を公開したのが、2016年7月4日。  それからちょうど一年が経ちました。  なんとなくキリが良いので、日々思ったことをこれから徒然に書き綴ってみようかなと。  あ、最初にお断りしておきたいのですが。 「有月堂書店の手慰み日誌」ってタイトルに「日誌」なんて言葉が入ってますけど。  なんとなく語呂の良さからつけただけで、几帳面に毎日書くなんてことはまずしません。あらかじめご了承ください。  さて、私は小説を書いて、インターネットで公開しています。  自分で書きたい話を書いて、好きなタイトルをつけて公開。あとは、お客さん(読者さん)のご来店(閲覧)を待ってるわけです。  これって、私の認識では「インターネット上に書店を持って、その店主をやってる」みたいな感覚。  そんな感じ、しませんか?  あと、飽きっぽい私がこの「ネット小説」って趣味を一年間続けてこられたのには、理由があります。  一人で完結出来るんですね、コレ。  書籍化作家さんとかになると、出版社とか色んな関係者とのチームプレイになってくると思うのですが。  趣味で書いてる分には執筆から公開、アフターフォロー(感想とかくれた読者さんへのご対応)までの過程を一人で完結出来ます。  つまり、自由です。好き勝手に出来る。制約がとっても少ない。  単独行動大好きな私には、これがとっても心地よい。  ただし、そのぶん孤独でもあります。  読者さんなんて、最初はだーれも来てくれません。  だから仕方なく、自分で営業に出掛けます。他の作家さんに話しかけたり、SNS(私の場合はTwitter)で自作品の宣伝をしてみたり。  手探りでちょこちょこやってるうちに、読者さんや創作仲間もできて、作品もなんだか増えてきました。  最初はウェブの片隅でぽつーんと始めたお店だったのに、不思議なものです。  まぁ、なんだかそんなわけで。  本日もぼちぼち営業しておりますよ、有月堂書店。  これからも変わらぬご愛顧をお願いしまして、一周年のご挨拶と致したく存じます。  本日もご来店、有り難うございました。
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