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君は夜になるとしょっちゅうナースコールを押していたらしい。
おかげで君のナースコールは取り上げられ、
ベッドの音声がナースセンターに常時つながられる状態となってしまった。
あるときはとんでもないことがおこったよね。
リンゴを切りながら、家のことをいろいろ相談していた時だった。
そう確かにそれは細かなことだった。
入院費の減免申請や保険の申請の書類やら。
僕は君の体調をもっと考慮すべきだった。
突然「何よ。こんなこと。あなたがきめればいいじゃない。わたしにはどうでもいいことなの。こんなことも。あんなことも。いや」
叫んだと思ったら目の前の書類やあたりの備品を手あたり次第掴んでなげつけた。
おかげで部屋中の人は驚くやら看護師、医師は飛んでくるわでえらい騒ぎになったよね。
君は医師に抱きかかえられながら泣いていた。
子供のように。
僕はへたりこんで何もできなかった。ごめんよ。
結局個室に移らさせられちゃった。ははは。
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