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翌日は大文字の送り火だった。 音のしない静かな灯をみるだけの伝統行事。 みんなそれぞれの思いを持って送り火をみる。 僕たちは病室から静かに見守った。 赤々とした火は東山連峰に刻印を押したように燃えた。 いつまでも燃えた。
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