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* * ガランとした部屋。陽光が畳に溜まる。 この部屋はこんなに広かったか。 静寂に埋もれる歓声。 黒箪笥の背に溜まる想い出という埃。僕はすうと指で撫でる。 それを見返す指は震えている。 君は座卓に肘を付き、今日あった一日を楽しそうに話していたね。 僕はおざなりにするふりをしながら幸せをかみしめたものさ。 今日の何気ない一日をどうか神様お守り下さい、と。
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