世界をッッッッ救うためのッッッッ力をッッッッ

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格好良さげに呟いてみるがこれといってなにもしません。残念でした。 ぷぎゃあ。 うっす。 さて、この世界での基本というか、常識なのだが、皆んな誰しも産まれながらにスキルを授かっている。というものがある。 国によっては言い回しも異なるらしく、天性、加護、天啓、なんかよくわからんやつ、などと、とりあえず素晴らしい力が神によって与えられ、それに見合った職業につき、それに見合った人生を送るのだそう。 例をあげるなら私の母であるレイミアは、彼女の父、僕の祖父にあたるのだが、家族で町の料理屋を営んでいたらしく、家事のスキルを所有している。 家事スキルのなかには料理補正や洗い物補正的なものがはいっていてよくわからんけど向いてるんだって。しらんけど。 こういったスキルは平民に多い。むしろこういったスキルだからこそ平民なのだと言えるのだろう。 実力社会だなあ。 まあそのなかでも時折馬鹿げたようなスキルを所有する者が現れることがある。 そう!ご察しの通り、勇者達である。 たとえば東の国の勇者だったか、彼が最近名を挙げつつあるようだが。 彼のスキルは時間停止。3秒くらいらしいけど。ザッッワーールド!!!!!やってみたいよね。わかる。お前は石仮面かよ。 そして今世間をお騒がせ中、というかもうかれこれ何年も世間をお騒がせちゃってるあのお方、名前を呼んではいけないあのお方こと魔王ギルマリアドゥーヒニッチジャムガンジェラトなんちゃらかんちゃらしらんけどさん。 うろ覚えなんですよね名前。ごめん。 みんなからは魔王ギルマリアと呼ばれているあのお方は、不敗のスキル持ち。 負けないんですって。ウケる。無理ゲーやん? ふつうに名前呼ばれちゃってるけどな。 そんなこんなで私ことレミル氏にも救済システムがあり、あっちの世界では社会不適合だった僕にもばっちりな職業を見つけてくれる優しい世界! そう、思ってた時期が俺にもあったんだーーーー 『スキル:【wp@dwtgd】』 読めませんね、マジ卍。
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