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さぞかし肉食系のガツガツしたタイプかと思っていたけれど、話してみると至って普通の女の子ばかりだ。
明るくてポジティブで、色んな事に興味を持つ今時の女性。
結果的には小笠原妃愛さんに利用された形になったけれど、今では新橋のドライバーを応援し、トラックの格好良さを認めてくれていた。
何処かへ出掛けると先々でキメキメのトラックに会ったと言っては許可を貰って写真を撮ってくる。
彼女たちは新橋のファンクラブを立ち上げ、サイトの中でそういった写真も紹介していた。
時にはトラッカーの方から写真を送ってくることもある。
それに反応して交流を深め、お付き合いへと進展するケースもあった。
でも好い人ばかりとは言い切れない。付き合うなら十分に相手を見極めなさいと社長は釘を刺していた。
女性たちは仕事が休みの日にここに来て自由に過ごす。
毎日入れ代わり立ち代わりだから、私も沢山の友達が出来た。
でもここは土日が休みだから一般的な会社に勤める女性は来ることが出来ない。
多くの人にトラックの素晴らしさを知って欲しい私としては少し残念だけれど、会社が動いていないし敷地内の寮に住む立場として、隆也さんたちドライバーには見られる事を忘れてのんびりして欲しいと思うことも事実だった。
痛し痒し。
そんな状況に打って出たのが下の村の人たちだった。
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