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二人はとても気が合い、近々婚約するという。 このニュースに社長も私たちも驚き、そして祝福した。 新橋から幸せが拡がっていく。とても嬉しい…………… 「ほーい!瑞穂ちゃん、入ったよぉ!!」 俊郎さんの呼び掛けに返事をした私は、女の子たちに挨拶をしてコーヒーを受け取った。 俊郎さんは失礼ながら年齢の割にハイカラだし器用だ。 今日はレーズン入りのスコーンが添えられていた。 私は丁寧にお礼を言ってポットを抱え、傘をさして事務所に戻る。 両手が塞がって傘が畳めないのを見たケイちゃんが受け取りに来てくれた。 スコーンの出来立ての香りに目を細める。 「ん~!良い香り!!」 早速お茶休憩になる。私はみんなのカップにコーヒーを注いでケイちゃんと共に配った。 奥さんが笑う。 「俊郎さんたちが色々作ってくれるからウチのお茶休憩はとっても豪華よね。」 「そうだねぇ。マオもおいちいおやつが食べられてうれちいでちゅね~!」
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