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梅雨だというのに酷く暑い日が続いていた。
雨が少なく、真夏のような日差しがこれでもかと照りつける。
外で働く人間にとって暑さはとても堪える。
立っているだけで汗が滲み肌が焼ける。
湿気を含んだムッとする熱風に内蔵さえも沸騰しそうだ。
梅雨が明けたらきっともっと暑くなる。
それでも俺たちは力を振り絞る。
守るべき人のために。愛するアイツの笑顔のために。
「おーし!!これで終わりーっ!」
最後の段ボールを積み上げた雄大さんが笑う。
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