242人が本棚に入れています
本棚に追加
/1274ページ
「………また蝶んこと考えちょるやろ?」
沢渡さんが呆れている。俺は勝利者の余裕で笑った。
「瑞穂がさぁ!………………………………やめとこ。」
「あぁ!?………っとにムカつくわー!蝶がどぎゃんした!?………あー、いいわ。どうせノロケやろ!?つまらんわ!!」
「へへ!………てか沢渡さんいい加減瑞穂を蝶って呼ぶの、やめて貰えません?」
「何でぇ!?おるん蝶はおるがモンじゃけ!うっさいわ!!」
俺たちの掛け合いに雄大さんが笑った。
「相変わらずやなあ。何だかんだ息がピッタリやで!」
『誰がこんなヤツと!!』
見事に合唱して、俺たちはプイと顔を背け合った。
最初のコメントを投稿しよう!