第仁章 交渉

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じゃあ一ノ宮の席は? みくりが続けて聞くと 初富第一高校男子はあのシマ、、、だね。 と顔で合図をする。指は指さずにあそこ!とジェスチャーした。 あのシマ??? あそこすかぁ~~。初富第一さんも、他のみんなもやっぱり少ないんすか? まぁ、見ての通りね。だから厳しいかな、、、。 ごめんね。 じゃあ初富第一さんっ!一ノ宮に声かけて もっとズラせって言ってくださいよ。 そうすれば、他の学校も、もう少し席取れるし、 あたしらの船女も座れるだけのスペース出来るじゃあ無いっすか。みんなお互い様だし、お願いしますよ。 えええ~~、、、無理無理無理!一ノ宮だよ!? そんなこと言えないよ。 お願いしますよ!あたしらの席、こっちだから 初富第一さん達が言えば近くのスペースもらって、調整でズラしてくれればあたしらも、みんなの学校も助かるんで。 一ノ宮だよって!あそこに言える訳無いじゃんか!? え?なんでっすか!? だってあの学校、、超強いじゃん。怖いもん。うちらの学校が言える訳無いじゃん、、、、うちは、弱いし、、、。 マジっすか、、、。 そんなの関係無いっすよ!!! とみくりが呆れる。 船女の一味も、しょうがない、、、と 諦めムードだった。
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