134人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
「アア……そうです……」
言葉にしなくても
トロトロと蜜を垂らし続けるそこが
すべてを物語っているはずなのに――。
「ちゃんと言えよ。お兄様の足を舐めてこうなりましたって」
征司は言わせる。
「お兄様の……足舐めて……こんなにっ……なってます……」
「そうだ。僕はドMの変態ですって言ってみろ」
「アアンッ……やだよぅ……」
「イヤじゃないだろ?」
憚られること
全部口に出させる。
「僕は……」
「僕は?」
「ドM……の……態……です……」
「聞こえない」
「アアンッ……お兄様っ……」
僕を貶める為
「僕はっ……ドMの変態ですっ……!」
「知ってるよ」
――いや喜ばせる為に。
最初のコメントを投稿しよう!