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返事できないでいると
「ヒャァアンッ……!」
「いつからそんなに強情になったんだ?」
「アアッ……やめて……!」
限界に達せないギリギリを保ちながら
征司は一層僕の弱いところを責め続けた。
「なあ、また楽しくやろうぜ――和樹」
舐め上げられたところから
茹る音がしそうだ。
「俺にみんな任せておけよ」
面倒事を取り払う魔法の言葉。
滅多にない猫撫で声で
「おまえはこうして――毎日俺に抱かれていればいい」
囁かれると一瞬
気が遠くなって
「うっ……」
頷いてしまいそうになるのをグッと堪えた。
代わりに
「なら……遠ざけないで……」
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