episode223 奪い合い①

29/30
前へ
/30ページ
次へ
「中に頂戴……熱いの……いっぱい頂戴、お兄様……!」 「うぅっ……アアッ……クソっ……!」 ゲームはいつもお兄様の勝ちだったって? 「自分でここ弄るね……」 「おまえっ……」 そんなの思い込んでるだけだ。 「――そしたらよく絞まるんでしょう?」 負けた顔して 泣きながら いつも勝ちを譲ってもらう。 それが末っ子のやり方さ――。 「あ……や……めろ……」 もはや声にならない声で 抵抗する征司に跨りながら 「見てて」 指先を舐め上げると 僕は己の弱点――左側の胸の突起を 「ンアアッ……きもち……いっ……!」 リズミカルに激しく擦り上げた。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

134人が本棚に入れています
本棚に追加