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「それを出来るようにしたのが彼だ 君の産みの親だよ 私が死ぬべきかどうか 彼の口から話させよう」 「待ってください あなたの名前を聞いていません」 そうだ、私は今緊急性のある 局面に立たされているのだ 出来れば可能な限りの情報と ゆっくりと考える時間が欲しかったのだ 私の頭脳がそう叫んでいた 「私か・・・名前は面倒だな、 君がそれを覚えているかも 知れないからな では、プロフェッサープラチナとでも 言っておこう そして彼はプロフェッサーゴールドだ それで良いかな?」 「ありがとうございます プロフェッサープラチナ では、何の罪があなたに有るのですか?」 プロフェッサープラチナは その質問には答えずに プロフェッサーゴールドの 傍まで行くと猿ぐつわを外した そして 「さあ、君の息子に教えてあげたまえ 君が教育したのだろう プログラムと言う教育を 彼の過去の記憶と共に 一般常識も失わせてある 彼にあるのはどっちが正義か どっちが正しいか? だけなのだよ これ程、フェアーな判断者 いや、裁判官はいないだろう さあ、言いたまえ!」 何故かプロフェッサーゴールドは 下を向いて喋らない 私は困ってしまった、 ならば二人を仲直りさせれば 良いのかも知れないと 思いだした、だが 「イチマルヨン彼の言うことを聞くな 彼は殺人者だ」 とポツリとプロフェッサーゴールドが 言った 私は驚いてしまった だがそれは裁判所や警察の管轄で プロフェッサーゴールドが 裁く問題では無いような気がした 私はその事を言おうとしたら プロフェッサープラチナが大笑いをして 「お前らがそれを言うのか? 我々だけでなく 数千万人の人々を殺しておいて!」 えっ?どういう事だ お互いにお互いを人殺しと罵りあっている これは良くない状況だ 第3者が現れなければ 私にはどうしようも無い事だと認識した
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