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「まったく、兄弟喧嘩も
程々にして欲しいものだ」
そう吐き捨てると、警察官や
軍の者達までやって来ていたが
去って行った
兄弟!・・・
その情報は無かった・・・
だが、私の心に後悔は無かった
唯、これからどうすれば良いのかが
解らなかった
すると立ち去った人々と
入れ違うように科学者が現れた
私は彼の顔を見て絶望した
「君が殺したのだな
スーパーイレブン、イチマルヨン」
その人は、そう言った
この星が銀河の覇権を握るべきだと
主張するプラチナの科学者のリーダー
ゼルス博士が、そう言ったのだ
「では、君には別の任務を与えよう
一緒に来たまえ」
私はロボット、
どんなに人間に近い感情を
持っていようとも
自我が芽生えようとも
人間の命令に絶対に逆らえないのだ
これから私の殺戮の記憶が始まると
思っていたら
私は、とある図書館で人を待たされた
ある、条件に叶う人物を
そして
10万年もの間その人物を待った
現れたその人物の名は
ピエールと云う者だった。
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