誕生日、そのプレゼントは?

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 キスだけでと馬鹿にされるかもしれないけど、彼女と別れたのが三か月前で、その、性的欲求については仕方のないことだと思う。それだけリュウさんのキスがやばかったっていうのもあるんだけど、直接の原因はキスの最中に、リュウさんはこうやって女の人にキスしているのかって想像してしまったことだ。俺はリュウさんと、どこかの女の人との情事を思い浮かべて興奮してしまった。  親代わりのリュウさんに対して性的な妄想をしてしまった罪悪感から、俺はどう接していいのかわからなくなっていた。  そのあいだにも、リュウさんの手は触るだけでは飽き足らず、布の上を微妙な強さで撫でたり、ジッパーの上をなぞる様に押したりと遠慮がない。 「リュウさん止めてってば……!」  早くも先走りが出はじめる予感に俺は必死で頼み込んでいた。斜めになったカップからも、スプーンからも溶け出したアイスがこぼれはじめていた。  リュウさんはそれを見逃さず、すかさずカップを取り上げた。カップがローテーブルに置かれたのを見て安心したのも束の間、そのまま空になった腕を掴まれアイスがついた指を口へと含まれてしまう。 「悪くないな」  俺の指を咥えたままでリュウさんが感想を口にした。悪くないのはアイスの味だってわかっているのに、それはまるで俺自身が悪くないと言われたようで心臓がドキドキと暴れだす。アイスでベトベトだった俺の指は、いつのまにかリュウさんの唾液でベトベトにされていた。  この時点で俺の思考回路はほぼストップしていたといえる。 「リュウ、さん? あのさ、なにして……」     

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