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まだ亀頭がやっと飲み込まれたくらいだ。俺は繋がっている部分と馨の顔を交互に見ながらゆっくりと奥へと熱塊を進めていった。
馨は白い喉を晒し、口で息をしながら目を瞑っている。その眉根に浮かぶ皺が、俺を受け入れるのにかなり苦しい思いをしていることが解った。
「馨、大丈夫か? もう少しだから」
薄く瞼を開けて俺を見た馨の目尻から涙が零れ落ちる。それを舐め取ってキスをすると、
「うれしい、んだ。心が通じ会えた相手とこうして……、ひとつになれるなんて叶えられないと思っていたから……」
苦しい息の中でも俺に微笑んでくれる馨にどうしようも無い愛おしさが湧き出す。
「きてよ、大河……。もっとたくさん大河を感じたい……」
グンッと腰を打ち付けた。高い嬌声をあげて大きく仰け反る馨の素肌にきつく唇を吸い付けて無数の赤い花びらを散らしていく。
「ああっ! ひっ、ぁぁ……っ、あっ!」
馨の喘ぎに甘さが加わると、俺の熱塊を包む後蕾の奥が柔らかくうねった。
「だめっ! あっ、またっ! たい……が、……ンッ、まだ終わり、たく……ないっ」
馨が俺にしがみついて快感に抗っている。でも彼が抗うほどに挿入を繰り返す俺の肉棒も喰い締められて限界が近づいていた。
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