究極のS

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 チャプターは、区切りと言う意味で、DVDなどに良く付いている機能。生きたまま、足元から切って行く殺害方法で、大抵が腰に行くまでの間に死んでしまう。  ミキサーは、両手両足をミキサーに入れ、すり潰す殺人方法。  どちらも、自分の身体を失っていく恐怖と、痛みを伴うため、とてもいい声と表情を見せてくれる。  しかし、殺害方法に名称がある程、もうこの方法には飽きていた。  「うーん。ところで、君は何で家出していたの?」  「な、何でそんな事を聞くの? それより、これ外してよ!」  「君は、質問に要求で答える様に、教育されているのかな? それなら、その口はいらないね」  家出少女の髪を掴み、ナイフを口の中に入れた。  「もう一度だけ聞くよ。何で、家出しているの?」  「お、親と喧嘩して……」  「ありきたりな理由だね。それで、君は生きたいの? 生きて家に帰りたいの?」  「は、はい。帰りたいです」  「それなら、ゲームをしよう」  僕は、家出少女の前に六枚のカードを、取り出し絵柄を床に伏せる形で並べた。  「この中に、ジョーカーが一枚入っている。今から君に一枚づつ選んでもらって、もしもジョーカーを引いたら解放してあげるよ。でも、ジョーカー意外を引いたら、罰を受けてもらう」  「罰って、何をされるの?」  「爪を一枚剥がさせてもらう」     
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