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7/19(水)
今日も一日が終わります。
家へ帰宅すると、小学生くらいの男の子と幼稚園くらいの女の子が
部屋に立ってました。
女の子はボロボロの熊の人形を抱え二人ともびしょ濡れ。
なんかかわいそうになったので声を掛けた。
「どうした?あっちの世界に行かへんのか?」
「お姉ちゃん、僕たちが見えるの?」
「とりあえずちょっと待っとき。」
私は、棚の中にある昆布茶の葉…ではなくカントリーマームを
封を開け、二人の前に置いた。
ま~お供えみたいなもん。
すると女の子が口を開いた。
「お母さんを待ってるの…」
「そか、お母さんはもうすぐ来るの?」
「うん、僕たちの後に…死んだから。お姉ちゃんの部屋で待ってていい?」
「う~ん…まあええか。ちょっとだけなら滞在しとき。」
「ありがとう!!」
子供たちの笑顔に癒された私は、幽霊が触れる体質なので
二人をタオルで拭いてあげた。
この一件で、一番感動したのは、私に母性がまだ残っていたことである!
マジでよかった。最近、女捨ててたから…
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