#75 霧

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#75 霧

「ん?」 目が覚めた。少し居眠りしていたようだ。 「博士、起きましたか、コーヒーです」 「ありがとう」 寝ぼけまなこでぼやける助手の顔を見て礼を言いつつ、ふと窓の外を見た。 「おお、すごい霧だな、まるで大昔のロンドンのようじゃないか!」 「博士、盛り上がってるところ悪いんですが、眼鏡をお取りください」
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