#67 鉛筆

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#67 鉛筆

「あっおい、ちょっと書くもの貸してくれ」 上司にそう言われ、俺は鞄を探るがヤバい鉛筆一本しか無かった。 これを渡すしかないのか…いや、これは仕方ないだろう。 俺は上司に鉛筆を渡した。 「おいおい、人に物を渡すときは尖ってない方を渡すもんだろ」 「すいません、無理です」 「はあ?」 上司が鉛筆を見ると両端が削られていた。
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