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それを確認すると、次の指示を出す。
「で、今度はこうやって自分のモン掴んで擦ってみろ。軽くだぞ。柔らかく、撫でるようにだ」
取り敢えず自分のモノでやり方を見せて指導してやると、ミルトもそれに習って覚束ない手つきで扱き始めた。
「はぅ……、こう……ですか?」
「ああ、そうだ」
そこからは、そう指示を出すこともなく進んでいった。結局、こんなものは自分の感覚が物を言うんだ。ミルトも最初こそ俺の手つきを真似しながらだったのに、今では自分が気持ちよく感じる場所へと自然と手が移動してしまっている。
オナニーすら知らなかった純真な分身は、小さな手の中ですっかり姿を変えていた。膨張率も良く、立派に育った性の塊は先端から大量の我慢汁を溢れさせている。垂れて指に絡んだ我慢汁は手を動かすたびに厭らしい音を鳴らし、全体をテカらせていく。
「……はぁ、手が……勝手にぃ……」
ミルトは初めて感じるであろう刺激と快楽に翻弄されているようだった。頬をピンク色に染め、口からは吐息を漏らし、必死に手を動かして自分をまだ見ぬ快楽の高みへと導いていっている。
そんな初々しくも必死な姿を見ていると、なぜか俺の方も興奮してきてしまう。自身を扱く手に力が入り、手の中のモノもいつも以上に硬度が増しているような気がする。
だが、眼前の幼い快楽に意識が飲まれそうになるなか、俺の思考がまた妙案を浮かび上がらせる。俺はそれを実行に移すために、足や腰を軽く浮かせるなどして、上に乗っている小さな身体を自分に近寄らせた。自分のことに集中しているせいか、ミルトはそんな小さな異変に気づいていないようだ。
身体の冷たさと同時に一点から感じる熱が強まり、ゴクリと喉が鳴る。俺は扱いていた手を止め、間近に迫った我慢汁を垂れ流す赤い腫れに、自身を擦り付けた。
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