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「あぁ、大丈夫だ。……っう……。もっと、自分の思うままに……してみろ」
そう声をかければ、ミルトはより力を強め突き上げてくる。その苦痛と快楽が合わさった力を、俺はより良く感じる場所へと自身で導いていっていた。気がつけば、あろほど隠そうとしていた自身の興奮を惜しげもなく曝けだし、貪欲にミルトを受け入れ感じていた。
「…………っ、あぁ、トーゴさん。ボク、もう……」
乱れた呼吸で腰を打ち付けてくるミルトが自身の高まりを訴える。
「……ああ、出せっ! そのまま……俺んナカにっ!」
宇宙人の精液が地球人男性の身体に与える影響のことは頭の片隅に残っていた。だけど、そんなことどうでも良くなっていた俺の口は、そのまま射精へと促す言葉を叫んでいた。
そして、その言葉に流されるままミルトの全身に力が入り、下腹部がぶるりと震えた。
「――トーゴさんッ!」
ミルトは俺の名を叫び、白い熱を放出していった。その勢いと熱の流れを身体の奥に受け止めた俺は、これまでにない充実感が全身に満ちていくのを感じていた。
「はぁ、はぁ。……トーゴさん」
俺のナカにチンコを挿れたまま、頬を真っ赤に染めたミルトが顔を向けてくる。俺を見つめる薄茶の瞳は熱で潤み、身体に籠る熱を吐き出す小さな口は容姿に見合わない妙な色っぽさを醸し出している。そして、少し前までは自信をなくし伏し目がちにだった表情も、自分のしたことの達成感と満足感に満ちたものに変わっていた。
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