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自己満足の花壇
たった一人の園芸部。
活動は地味な土いじりだけれど、あの日、通りすがりに、ずっと気になっていたあの人が言った。
「綺麗な色の花だな」
私にじゃなく、友達同士の会話だったけれど、育てた花を褒められたみたいで嬉しかった。
あれ以来、花壇は同じような色の花だらけ。
自己満足なのは判ってるけど、せめて花だけでも彼の気持ちに留まるなら、これからも頑張って綺麗な花を咲かせるつもり。
自己満足の花壇…完
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