115人が本棚に入れています
本棚に追加
本当はいつだって俺は不安だ。
それだけ俺は咲良のことを思っているし、それだけ俺は咲良のことが好きだ。
咲良のことが本当に俺は大好きだ。
本音を言えば咲良をベッドに縛り付けて監禁しておきたいほどだ。
咲良だけは誰の目にも入れさせず、誰にも触れさせずにしておきたい。
咲良だけは俺だけのモノにしておきたい・・・。
例え、それが道理に通らないことだとしても・・・。
例え、それが歪んだ感情であったとしても・・・。
「・・・すみません。あの・・・どうしたら許して頂けますか?」
咲良の問いに俺はまた冷笑を滲ませた。
それは先ほどの冷笑よりも歪んでいた。
「そうだな・・・まあ・・・まずは・・・」
俺はそう言ってベッドとマットレスの間から手錠を取り出し、それで咲良の手を拘束してみた。
すると咲良は『ふぇっ!?』と変な声を発し、いつものようにおろおろとしていた。
嗚呼・・・面白い・・・。
最初のコメントを投稿しよう!