猫とサクラ

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本当はいつだって俺は不安だ。 それだけ俺は咲良のことを思っているし、それだけ俺は咲良のことが好きだ。 咲良のことが本当に俺は大好きだ。 本音を言えば咲良をベッドに縛り付けて監禁しておきたいほどだ。 咲良だけは誰の目にも入れさせず、誰にも触れさせずにしておきたい。 咲良だけは俺だけのモノにしておきたい・・・。 例え、それが道理に通らないことだとしても・・・。 例え、それが歪んだ感情であったとしても・・・。 「・・・すみません。あの・・・どうしたら許して頂けますか?」 咲良の問いに俺はまた冷笑を滲ませた。 それは先ほどの冷笑よりも歪んでいた。 「そうだな・・・まあ・・・まずは・・・」 俺はそう言ってベッドとマットレスの間から手錠を取り出し、それで咲良の手を拘束してみた。 すると咲良は『ふぇっ!?』と変な声を発し、いつものようにおろおろとしていた。 嗚呼・・・面白い・・・。
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