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目的のわからない相手に大川さんのことを教えて良かったのだろうか?
ふっと、2~3か月前に起きた水死事故のことが頭に浮かんだ・・。
俺が混乱した頭の中を整理してると・・
「また、くる」
誰に言うでもなくゴスロリは店を出て行った・・
「なんか、この店、個性的な客、増えましたね」
・・山本くんが呑気に呟いた。
俺は、さっきの客と大川さんことが気になって仕方なかった。
「ブハハ、確かにおまえ女顔だもんな」
・・やっばり侑李に話したのは間違いだった・・
「俺のどこに女顔の要素があンだよ」
・・ふて腐れて、聞いてみる・・
「おまえ、女の子見たいに肌綺麗だし、髪も細くてふわふわだし、睫毛も長くて、そこら辺の女の子よりかわいもんね」
・・もんね・・てなんだよ?
確かに目の前の侑李は俺と正反対の容姿だ・・身長はシオンと同じくらいで180センチはある・・小麦色の健康的な肌に髪の色は真っ黒で、切れ長の涼しげな目もと高い鼻・・少し大きめの口元は男らしさを引き立ててる。
・・文句なしのイケメンだ・・。
中学の時から、続けてる水泳のせいもあってプロポーションもいい。
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