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ヒナの身体で、成鳥の様に立派な羽はまだ無い。だが、そのジャンプ力ならば、負けるとも劣らずである。まぁ、雛鳥なので知れているが。
私は、その跳躍力を行使し、デビルバスの身体に爪を突き刺す。
「ギャアァァアアァッ!!!」
これが、以外に効くのである。
本来、水鳥の類は猛禽類の様に鋭い爪や嘴などを持たない。が、微弱ではあるがある程度の鋭さはあるので、突き刺されれば激痛、刺さりどころが悪ければ死ぬこともある。
何度かの突き刺しを終えると、デビルバスは息絶えた。とてつもなく強い、という程でも無かったかな。
そうしているうちに、頭の中に声がした。
"デビルバスを倒したとして、経験値が課せられます"
Lv.2に上がりました。
Lv.3に上がりました。
Lv.4に上がりました。
Lv.5に上がりました。
進化できます。進化しますか?Yes or No
ほぇえ。こんな早くに進化できるんだ?
てか、なんで今私は疑問形になったんだ?まぁ、いい。
進化できるなら早目に進化して置くか。
"進化を選択しました。進化を開始します。"
の声と同時に、私の身体は白い霧に包まれた。
霧が晴れると、段々と湖に真っ白い大きくなった美しい身体が写っているのが見えてくる。
と同時に、自分のプロフィールも頭に浮かぶ。
スワンに進化しました。
スワンLv.1 健康
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