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「うわぁぁあ!?!?」
砂ぼこりの中何とか目を開けると、そこには和を思わせる装いをした少女が、うずくまって静かに寝息をたてていた。
「は、はぁ…?」
――誰だ?この子。てかなんで空から?
ひとつも理解できなかったが、そのままにしておくのは少しばかり気が引けた。
意外にも俺は紳士だった。
「と、とりあえずタオルケットどこだ…あ、あった」
その少女に見つけたそれをかけてやって、とりあえずそのまま自分も寝た。
心地よい、夏の夜風がふいていた。
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