あぁ、神々。【上】

成神《るじん》

空から降ってきた点といい、珍妙な言葉遣いといい、和を思わせる装いといい、そして、美しい白銀の髪といい…彼女の容姿すべてがそれを表していた。
「ふふっ…わかったのか?」
「え、何が？」
「とぼけるでない。我が何者か、ということじゃ」
いや、わかんねーよ。
よく考えても見ろよ。
空から突然降ってきた女の子だぞ？
知らねーよ。
ラピュ〇かよ。
じゃあシー○じゃん。
そんなことを考えている俺に、シキオリは言った。