第1章

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 殺されれば忘れられない。ヤスタカが思いついたことなのか、ユキがそそのかしたのか、それは分からない。ただ何となくユキが言い出したのだろうとは思う。多分、ユキはリョウの事が好きだったのだろう。だから、私の事がジャマだったんだ。だから、私を壊そうとした。ヤスタカと手を組んで。  ひょっとしたら、ヤスタカとユキは私がお願いするより先に、体重計のお呪いをしたのかも知れない。すべての企(たくら)みがうまくいきますように、と。
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