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助手「小説と言うよりは詩ですかね?」
博士「詩?ポエムってこと?」
助手「そうです。まぁ、ポエムがダメならポエミーで良いですよ。」
助手は場末の居酒屋のある裏路地で怪しげな薬を売っている売人が客を値踏みして値段を下げる時の様にそう言った。
博士「ポエミー?」
助手「いや、そんなことよりアレのなにが、参ったんです?」
博士「 ふむ、なんというか…。」
助手「なんというか? 」
博士「もっと出来たような…。」
助手「出来た?なにが?」
博士「つまり、ワシのイメージではもっとはちゃめちゃだった気がしたんじゃが、文字に起こされると、そうでもないな…と。」
助手「そうでもなかったんでわ?」
博士「いや、もっとやれたんじゃわしは!」
助手「もっと前へ?」
博士「そりゃ、宅急便じゃろ?」
助手「ほっともっと?」
博士「そりゃ、弁当屋じゃろ?」
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