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第一幕
緞帳があがり、どこかの研究室の様な舞台に助手が姿を現す。
右手から左手へ歌を歌いながら箒を動かして掃除をしている動作だけしているが一向にゴミが集まってる様子はない。
助手「まいまいままーいマイノリティ、まいまいままーいマイノリティ、まいまいままいまーい、まじょりてぃー」
助手は箒を左右にふってリズムをとりながら何やら歌っている。
右手から博士登場するも助手に訝しそうな視線を送る。
助手は気が付かない。
博士「…おい」
やっと博士がいることに気がついて歌を止める助手。
「あ、居たんですか?博士すぐに声をかけてくださいよぅ、何かやましい事でもあるんですか?」
助手が陽気にそう訊ねる。
博士「いや、今来たところじゃ、それにやましいことなどない」
助手「……そうだったんですねー」
助手は全く抑揚のない声でそう言った。
博士「それより、さっきの歌はなんじゃ?」
助手「うた?」
助手は何を聞かれているのかわからないという様に繰り返した。
博士「いやいや、うたってたじゃろ?まいまいままーいとかなんとか?」
助手「あー僕歌ってました?知らず知らずに口をついてしまうんですよねー。無意識無意識」
そういって助手は嬉しそうに恥ずかしがった。
博士「……で。その無意識に歌ってしまう歌はなんじゃ?」
助手「えー!知らないんですか?博士ともあろうものが!」
博士「……いや、別にそんなに知りたいわけでもないから長くなるなら……」
助手「お教えしましょう!あれは、魔法少女マイノリティ&マジョリティの主題歌ですよ!」
助手は胸をはった。
博士「……そうか。それは……」
唖然としながらも博士が何か喋り出すのを遮るように助手は歌い出す。
まいまいままーい...♪*゚
マイノリティ...♪*゚
まいまいままーい...♪*゚
マイノリティ...♪*゚
まいまいまいままいまーい...♪*゚
まじょりてぃー...♪*゚
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