長いようでみじかいような旅路のはてに

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 「あ…ああ…。 ごめん…なさい…。」 ラーシェは、自分がその大切な石を割ってしまったのだと思い、泣きそうになりながらそう言いました。  けれども、リュウの子はおだやかに、こう言葉を返すのです。 「いいえ、だいじょうぶ。というより、とてもうれしいことがおこったのですよ。 よく、われた石の中を見てください。」 そう言われたラーシェは、われた七色の石の中をのぞきこみました。 すると…。
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