ラーシェ・ゼー・ストリニベラはただよっていた

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 「あ、あぶない!」 ラーシェは、自分の心ぞうをねらってとびかかるながれ星たちに思わずおどろいて、大きなこえをあげましたが、ラーシェの心ぱいをよそに、もえさかるすい星はある地点でことごとくじゅうと音をたててちん火し、同時に目の前のとうめいな空間がいっしゅんそのながれ星の色にそまってくにゃとわずかに曲がったかと思うと、すぐに元どおりに何もないようなとうめい色の空間になりました。  ラーシェは、ふたたび自分の今いるところをかくにんするため、青ヒトデに質問しました。 「青ヒトデさん…、ちょっと聞きたいのですが。 ここって海ですよね。 だけどぼく息ができるし、それにぬれた感覚もなくて…。 たしかにいそのかおりがするけど。」 しかし、青ヒトデはいそいそとせわしない様子で、こう返すのでした。 「あ、すまない。私はこれから、全世界海のいきもの会議に出ないといけないんだ。 そこらへんの…、あ、あそこのつののないマカジキちゃんが教えてくれるかもしれないよ。 じゃあ私はこれで…。」
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