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「数ヶ月連絡もせず、ほったらかしたのは僕ですから。
正直あの時は自分のことで精一杯で、彼女から連絡がこないことにホッとしてました。
お互いそこまでの気持ちが無かったんでしょうね。
ところで浅井先生は誰かに似てないですかね。」
突然の高橋先生の切り返しに胸がドキッと大きく脈打った。
モデルをやってる頃からそんな指摘は初めてだ。山口先生は侮れない。
「え、言われたこと無いですよ。芸能人ですか?」
「浅井先生はどこにでもいそうな感じの方ですもの、似てる人は一杯いますよ。」
高橋先生の指摘は痛いところを突いている。どこにでもいそうな特徴の無い地味なタイプが私だ。
自覚はあるだけにチョッピリ傷ついたけれど顔には出せない。
「ははは、十人並みですから。」
「イヤ、その骨格、唇の形…
僕は見覚えがあります。」
「その似てる人がどこにいたんです?」
興味無さそうに気の無い質問をする高橋先生。
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